中国四千年の不思議
不思議日記その3
    テンドンス~

    私が住んでいた寧波の近くに、と言ってもバスで1時間半ぐらい(?)かかった気がしますが、
    天童寺という有名な禅寺があります。
    日本からも栄西や道元が禅を学びに行ったそうで、日本との関わりも大きいお寺のようです。

    中国語で「テンドンス~」(ちょっと違いますが)、何だか親しみが感じられて、
    この音の響き、ちょっと好きです。
    日本からいらっしゃるビジネスマンの方々は、あまり行くところもないので(失礼)、
    このお寺に観光に行かれます。
    だいたい通訳、運転手つきでちょっと田舎を見ながら、お寺参りという感覚でしょうか。

    でも中国語ができない、自動車運転できない一般庶民(この場合私のことです)は、 無謀にも路線バスで行くしかないわけです。


    で、行きました。
    スリリングでした。
    時は2005年4月初旬、あの上海での暴動がある少し前。
    少し前だったからよかったけれど。
    マイクロバスのような小さい古い汚いバスに、中国人と一緒にギュウギュウ詰め、
    スゴイ田舎道を大揺れで、黄色い砂埃の中を行くのでした。
    口を開いて日本人だとばれるのもいやだし、
    実際おしゃべりでもしたら舌を噛みそうな揺れかただったので、
    ひっそりと息だけして1時間半近い道のりを耐えました。

    上の写真天童寺の屋根です。
    りっぱなお寺でした。
    が、根性ものの合宿のようでした。

    この場合、「テンドンス~へ行った」ということが大切なのではなく、
    「中国人たちと路線バスで行った」ことが重要です。
    多分路線バスで行った日本人は少ないと思います。
    ついでに トイレの不思議3

    天童寺のトイレも不思議でした。
    このタイプは他では見ませんでした。
    ここも私しかいなかったので、ラッキー!

    2種類あって、1つは囲いも何もなく、ベンチのような長い台の上に
    木の便座が等間隔に並んでいるタイプ、しかも斜め。
    もう一つは、一応個室になってはいるけれど、
    溝しかなくて溝は前後全部つながっているタイプ。
    私はもちろん個室を選びましたが、やけに狭い、狭すぎる。
    後で考えがまとまったけれど、あれは昔仕切りはなく
    みんな一列になって使ったタイプのものだと思います。

    今ゆっくり考えればいろいろ予想や想像はできるけれど、
    見たことのないものに突然出会ってしまったときは衝撃的です。
    と、また映像化してしまいました。
    溝に並んだ人々、その後ろ、斜めの便座に座った7、8人の人。
    同じ目的のために座った人たち、これまたスゴイ図です。


    ↑大理石で有名な大理にある崇聖寺三塔です。
    池に三塔がきれいに映ってます。
    この写真逆さま~!
   
    紹興


    紹興と言えば紹興酒、
    ではあまりに発想が乏しい。。。
    もう一つ有名な・・・そう、「臭豆腐」です。
    お豆腐を揚げてある、小さい厚揚げのようなものですが、
    臭いがスゴイ。。。
    揚げる前に漬けるタレがクサヤ系です。
    揚げたての臭豆腐と紹興酒、いい組み合わせです。

    が、食べられない日本人は多いようです。
    揚げたては美味しいけれど、
    私も勧められなきゃ食べないかな?

    写真は紹興でも有名な臭豆腐を食べられる居酒屋。
    魯迅の像と記念写真。
   
    ニセ札

    中国で買い物をしていると、感じの悪い店員さんによく遭遇します。
    100元札(1400円ぐらい)を出すと、かざしたり引っ張ったりしつこく確かめられるのです。
    ニセ札かどうか。。。

    疑われているいるようでとてもいやな感じです。
    が、数ヶ月たつと慣れるものですね。
    一つの儀式として見るようになります。
    この人はどんな儀式をするのか、観察するようになったりして。。。
    「人を簡単に信じてはいけない」っていう中国人モードになって勉強になります。

    それにしてもヨレヨレになって何元札かわからないようなお札まで調べるのはやめませんか?
    「散々皆が調べているんだから大丈夫だよ」って言いたくもなります。
    言えないところがつらいとこ。。。


    ↑寧波の街中にある「月湖」沿いの建物
    「月湖」って名前きれいですね
   
    ギャラリー

    月湖近くに洋画のギャラリーのような額屋さんのようなお店がありました。
    絵を額に入れたいと思って探しているとき見つけたお店ですが、
    寧波ではなかなか貴重なお店です。
    上海などにはギャラリーが驚くほどたくさんあって充実しているのですが、
    寧波の文化は乏しすぎます。

    その額屋さんは、35センチ×45センチぐらいの額を30元(430円ぐらい:マット付)で、
    立派とは言えないまでもきちんとしたものを作ってくれました。

    そのお店では、学生も含む地域の作家の作品を販売していたり、
    絵画教室も開いているようでした。
    上にアトリエがあって制作もしていて、自分の作品も販売している。
    ナンカいいですよね。
    本当に小さなお店でしたがとてもいい感じでした。
   
    ちょっとそこの~。第二弾

    また目が点になるお話をひとつ。。。
    私がいつも牛乳や紹興酒を買いに行っているスーパーでの出来事です。
    そのお店は結構広くて種類は多くないけれど一応家電や衣類も売っています。

    ある日いつものコースで入り口から入り、文具売り場と家電売り場を抜け、
    衣類売り場を通りかかったそのときでした。
    ワゴンセールに人だかり、何のセールかと思って視線を送ったその先には、
    ナント「(下着の)パンツ姿のオバサン」の姿が。。。
    その場で上のパンツ脱いで下のパンツ姿になって、上のパンツの試着をしているではないですか。
    ちょっと難しい説明ですが、そういうことです。
    試着室へ行かずに「その場勝負」です。
    安いものを買うにはコレって鉄則ですか?

    私と言えば、目が点になったままとりあえずその場を通り過ぎました。
    見てはいけないものを見てしまったのはわかったのですが、
    何を見たのか瞬間に理解できずに。。。
    食品売り場にたどり着いたとき、巻き戻しましたよ、映像を。
    でもリプレイしても私の中ではありえない映像でした。

    簡単に削除できればいいのですがまだ鮮明に残っているのです、
    前かがみでパンツを試着しているパンツ姿のオバサンの姿が。。。
   






    ご感想、ご質問、何でも結構です。
    メールお待ちしています!

    (1元=約14円です)